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楽しい時間

そのライブチャットサービス提供サイトには、2ショットとチャットの二つがあって、素顔でチャットというのも妙なので、2ショットを選んだ。
女性側が待機していて男性側からのアクセスを待つ、というのはどこも共通らしかった。
ウェブカメラにキッチンが移りこまないようにノートパソコンの位置を少し調整して、エプロンは外した。
メイクはどうしようか、と少し考えて、少しだけ眉を書いて地味なルージュを薄く引いた。セミロングの髪にはブラシを通して、買い物のときより少しだけマシに見えるくらいにした。
カメラ移りは、まあいいほうだった。25歳と言っても通用しそうだったが、30歳という年齢は今時ならまだ若いほうだろうし、ウソをついても何も得はない。
昼食を終えてしばらくした頃にログインして待機していると、3分ほどでアクセスしてきた。相手は大学生、若い男だった。
10歳近く離れていたが、音楽だとか映画だとかの話だったので普通に雑談できた。
大学生なんて子供みたいだと思っていたが、喋ってみると案外としっかりしていて、見た目も随分と大人びていて、マナーなんかもしっかりしていた。
自分が大学生のころはもっといい加減だったような気がしたが、映画の話で随分と盛り上がった。
ウェブカメラで相手が見えて、相手にも自分が見えていて、声が聞こえるというのは、他のネットサービスとは全く違った、新鮮な体験だった。

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2011年9月14日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:体験談

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